今月のQ&A

■令和5年9月

 
Q:

訪問看護のケアプランについて悩んでます。45歳脳出血で入院中。気管切開をされ気管カニューレを挿入してあります。介護保険の認定を受けています。介護保険での訪問ですか。医療保険でしょうか。家族介護があるが、痰の吸引が難しく、毎日看護師の訪問を希望されてます。

A:

気管カニューレを使用している状態の方は別表8の該当者となり、介護保険優先となります。ケアプランに基づいていれば、介護保険で毎日訪問看護を実施することは可能です。気管カニューレを使用している状態にある利用者は、主治医が必要と認めた場合は、特別訪問看護指示書を月2回交付できます。

確認作業:R4訪問看護業務の手引き P148 . 巻末

 
Q:

気管切開の方の訪問依頼がありました。特別訪問看護指示書が月2回交付され医療保険で訪問しています。特別訪問看護指示書が終了後も訪問が必要な場合は、ケアマネジャーに報告することになっています。ケアプランを作成して頂ければ介護保険で訪問.請求できますか。

A:

気管切開をしており気管カニューレを使用している状態の方は、月2回特別訪問看護指示書を交付してもらえます。指示期間終了後も訪問が必要であれば、介護保険による訪問看護を行うためにケアプラン変更で対応することになります。

確認作業:R4年度訪問看護業務の手引きP73


 
Q:

医療的ケア児の支援で、学校に訪問看護を行えますか。
報酬はどこに請求するのでしょうか。 

A:

学校への訪問では医療保険による訪問看護は算定できません。

都道府県により独自の助成を行っており、自治体から訪問看護利用料が給付されるところも増えています。看護師のケアが通学中に必要なケースでは、家族、学校と十分な協議を行い、各都道府県や管轄する自治体等に相談することが必要です。

 確認作業:R4年 訪問看護お悩み相談室 P325

 


 
                                        
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