ドクター&ナースのつぶやき

令和5年2月号

押し迫る眼の前の壁=事業継続計画

訪問看護ステーションせらび 久保山 博子

こんにちは。「訪問看護ステーションせらび」の管理者久保山です。

春の足音に心躍り浮かれておりましたら、インフルエンザA型が忍び寄り、花粉が降り注いでまいりました。皆様、「自己管理業務」お疲れ様でございます。

「訪問看護ステーションせらび」は令和4年4月1日飯塚市鯰田に(株)フォーシーム (障がい者グループホーム・多機能型通所介護・放課後等デイサービス夢志援センター)が開設致しました。

現在、看護師3名 理学療法士2名で筑豊地区の小児~激動の時代を生きてこられた方々を訪問させていただいております。

「せらびちゃ何ね?」と必ず聞かれます。「せらび」とはフランス語で「C’est la vie」=「自分らしく素晴らしい人生をおくりましょう!」という意味です。

ただただ誠実に心のこもったサービスを提供させていただき、スタッフ一同「せらび」の実現を目指しております。

今回、テーマを頂きましたBCP作成について私なりにつぶやかせていただきます。

つい先日のトルコ地震のエネルギーは阪神震災の22倍とのこと。連日悲惨な映像を目にしますが、この期に及んでまだ他人事であり危機感の欠落が、BCPに着手できない(していない)現状です。有事対応が十分に機能するBCPを作り上げなければ!!と考えますと頭を抱えてしまいます。

今年1月の嘉飯地区訪問看護ステーション連絡協議会におきましても、BCP進捗状況がテーマとなりましたが、各々の事業所より作成できていないとの声が多く、嘉穂鞍手保健福祉環境事務所より「市町村に確認したところ、まだ具体化してない。これから連携・情報共有をして訪問看護ステーションの皆さんと一緒に作成していけたらと思う。」との報告になぜかホッとしている私がいました(^^;)。

今後も、事業所同士の連携はもちろんのこと、地域での人脈や資源を有効活用させていただき作成の参考にさせていただきたいと思います(実は・・・雛形が欲しいのです)

まずは、BCPに取り掛かる前に、事象ごとの緊急初期対応の行動マニュアルである災害対応マニュアルの作成に取り掛かりたいと考えています(ずいぶん長いこと^^;)。

日頃の業務で手一杯と言い訳をしている場合ではありません!・・・実際、なかなか形にできないジレンマと日々闘っております。

私事ではございますが、10年に一度の大雨や新型感染症等の「いつどうなるかわからない」時代を生きておりますゆえ、終活を学びながら、エンディングノートの書き方講師講座を受講しまして、毎年誕生日にエンディングノートを更新しております。

人生の棚卸しを記入しながら、家族や友人の事を考え充実した時間を楽しんでいます。

恐縮ですが、楽しい事をする時間は作れるのです。BCP作成も取り掛かれば楽しくなる!と期待を胸に頑張ります。

身近な感染症にまだまだ気を抜けませんが、少しずつ平穏な日常が戻りつつあります。

看護計画の合間に、お花見に散歩、旅行に食べ歩き、推し活にお祭り、楽しいことを思い浮かべリフレッシュ計画いたしましょう!

訪問看護師の皆様、飯塚市の「訪問看護ステーションせらび」を今後とも宜しくお願いいたします。

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