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やながわ訪問看護ステーションは、医療法人社団 高邦会 柳川リハビリテーション病院からの訪問看護を経て平成10年4月に訪問看護ステーションとして開設し、介護保険と共に歩んできました。現在のスタッフは、看護師6名、リハビリスタッフ（PT・OT・ST）8名、事務1名で、柳川市周辺で事業所より車で約30分圏内を中心に24時間体制で訪問しています。
柳川市は人口約68,000人、65歳以上の人口割合は26.8％となっており（福岡県全体22.3％）、ご利用者は60歳代から80歳代の利用者様が76％と中心ですが、1歳未満から98歳までと幅広く受け入れを行っております。
ご利用者の疾患で多いものは、「脳血管障害」、「整形疾患」、「神経難病」で、看護やリハビリで在宅生活を支援させていただいています。また、末期悪性腫瘍いわゆるターミナル期の方への訪問もあり、例年数名の方をご自宅で最期まで支援させていただいております。
最近は、認知症のご利用者への訪問も増え「私は元気で、大丈夫ばんも…」と笑顔で話をされることも多くありますが、「体調や薬の確認に来ました…」と声をかけ、看護師としての視点からご利用者の体調管理や日々の変化の中から疾患の早期発見に繋げております。特に軽度の認知症のご利用者は、ＡＤＬ自立がほとんどで、独り暮らしや昼間はご家族が仕事で独り過ごされている方も多く、私達が訪問することで在宅生活の継続に努めているところです。
当事業所は有明総合ケアセンターという複合施設の中にあり、その他にも通所介護事業所：有明デイサービスセンターと居宅支援事業所：有明総合ケアセンターがあります。
訪問看護のご利用者も通所介護を受けられていたり、担当ケアマネジャーも隣のデスクにいたりと、通所の様子を確認できたり、気になる事があればすぐに報告し、情報共有し迅速に細やかな対応ができる事業所となっています。そして、当法人の在宅医療・事業部 運営理念『ご利用者が住み慣れた地域社会において その人らしい生活が出来るよう、個性に応じた適切な援助を行います。』の通り、これからも多職種協働で在宅生活を支えていきたいと考えております。
最後に、柳川市は今の時期、お雛様かざりの「さげもんめぐり」は観光のみどころです。さげもんは51個の飾りがあり、その一つ一つに願いを込めさげられています。その昔「人生50年」といわれていた時代に、少しでも長生きできるようにとの願いを込めたといわれています。今では「人生80年」です。これからもより多くの方々に健康で安心して生活いただけることを願い、これからも看護師として、やながわ訪問看護ステーションとして地域に根差した事業所として努めていきたいと思います。
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