ドクター&ナースのつぶやき

 

平成30年4月号

 こんにちは、若松区医師会訪問看護ステーション管理者の児玉です。
 私たちの訪問看護ステーション所在地である若松は、昨年7月にクロス乾杯でギネスに挑戦し、世界記録を更新した町です。そして、日本初の長大橋で完成から今年で55周年を迎える若戸大橋が、シンボルとしてそびえたつ町です。さて、若戸大橋といえば、洞海湾にかかる「赤い橋」、そして今流行りの北九州工業地帯の工場萌え~や日本夜景遺産である高塔山へと、夜景ツアーに多くの人が集まる、今旬な地区なのです。北九州市唯一の海水浴場があるのも若松です。若松ブランドの美味しい野菜も沢山あります。ぜひ、遊びにいらしてください。

 私たちのステーションは、看護師7名、事務員1名
 ・若松区医師会訪問看護ステーションは、顔でもつ(美人揃い笑)→そだねぇ~
 ・いつもニコニコもぐもぐタイム(有り)→体力重視!
 あまり知られていなかったカーリング競技も、平昌オリンピックを機に日本中に知れ渡り一気に人気のスポーツになりました。
 訪問看護もそうなりたい!
 エネルギー・情熱・使命を象徴する赤い橋『若戸大橋』にならい、私たちも熱い思いで、利用者さんの看護に燃えています。一緒に働いてくださる看護師さん募集しています!

 看護について考えた時に、1897年に生まれたヴァージニア・ヘンダーソンさん。皆さんもご存じと思いますがもの凄くないですか?
有名な著書「看護の基本となるもの」には、基本的看護の構成要素「14の基本的ニード」について書かれています。
 患者のニードは?と看護学生時代によく聞かれたと思います。その「ニード」。ヘンダーソンによれば、そのニードは各患者によって違い、しかも同じものはない(個別性ですよね)。それを見抜くのがナースの責務。そのニードも患者本人が分かっているとは限らない。本人にも分かっていないことを見抜き、対応するというヘンダーソンの看護の言葉。それが、「患者の皮膚の内側に入り込むナースは傾聴する耳を持っているに違いない」という特有の表現になっているのです。ヘンダーソンはその時代から、この看護の基本となる構成要素を考え看護師の果たすべき責任、仕事について、教育について述べています。また、情報共有の大切さ、多職種連携・介護予防・自立支援のことまで考えられていたことに脱帽です。
 ヘンダーソンの「看護の基本となるもの」の中に、訪問看護を行う上での基本が書かれていると思います。自分が行っている看護について振り返り、「うんうん」とうなずき、また、仕事に励みます。心からの看護に対する理解と、明確な思考力、卓越した表現能力によって深い内容と意義を唱えたヘンダーソン女史は、私の中での金メダリストです。

若松区医師会訪問看護ステーション
 管理者 児玉 美香代

〒808-0074
福岡県北九州市若松区藤ノ木2丁目1-29
TEL:093-771-7101
FAX:093-751-7299
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