ドクター&ナースのつぶやき

 

令和2年11月号

訪問看護 ナースステーションゆめの樹

                            管理者  塩谷 嘉代

 

 訪問看護 ナースステーションゆめの樹です
 当事業所は、嘉麻市にあり、嘉麻市・飯塚市・桂川町をエリアに訪問しています。
 平成26年10月に立ち上げ、今年6年を迎えました。紆余曲折いろいろありましたが、早かったなと感じています。

 病院勤務時、在宅や高齢者の患者様を看るなんてと思っていましたが、引っ越しを機に、訪問看護という世界へ(理由は、夜勤がない!だったのですが)。ナースコールに振り回されながら、「ちょっと待って」を繰り返し、対応できないことに憤りを覚え、落胆することも多かった病院での看護と違い、自分らしく自宅で過ごしてもらうために、生活も含めた対応を考えることができます。それまで簡単に指導してきていたことが、実際には、自宅に帰るとできない。その理由もわかるようになりました。在宅でしか感じることのできないご家族の思いや、その人の自宅で過ごしたいという思い。それぞれの方の希望を、どうやったら叶えることができるのか・・・。本人や介護されるご家族の気持ちや状況をお聞きしながら、自分たちにできることを考える。訪問看護は、看護師にとって究極の至極の仕事だと思います。病院にいる患者さまと在宅で看る利用者様・・・同じ方でも、とても近く感じます。

 ただ、そこには、ご家族の負担と思いがあって成り立っていると感じています。だからこそ、ご家族のケアや負担軽減も大事に、在宅で過ごすことを後で後悔されないよう、そのために自分ができることを・・・・。

 原点は、今、この人はどうしたいか。どう思っているか。そのためにどうしたらいいかです。そして、いつもみなさんには楽しみを持って、笑顔で過ごしてほしいと思いながら過ごしています。 * あなたの明日の笑顔のために * 事業所のキャッチフレーズであり、スタッフみんなに持っていてほしい想いです。 立ってみたい。外に出たい。そんな小さなゆめでもいいから、それぞれの方に持っていただき、それを支える幹でありたい。そして、みなさんのゆめが実る大きな樹でありたい。それがゆめの樹の願いです。
 立ち上げてまだたった6年。まだまだ、事業所として課題山積です。コロナウィルス対応はもちろん、災害・ACP・ICT・・・。挙げればきりがないですが、少しずつ前進し、いつも利用者・ご家族様中心の支援を心がけたいと思っています。

 最後になりましたが、今年度、嘉飯地区連絡協議会の会長をさせていただいています。今年は、コロナウィルスの影響で、例年のような会議もできず、対応に追われ、みなさんにご迷惑をおかけしています。みなさんに支えていただき対応でき本当に感謝しています。これから、コロナウィルスはどうなるでしょう?災害がおきませんように・・・。心配なこともたくさんです。どうか、みなさんが、何事もなく過ごすことができますようにと願ってやみません。

 訪問看護 ナースステーションゆめの樹
  管理者  塩谷 嘉代
  嘉麻市鴨生257-32
  電話:0948-83-8028
  FAX:0948-83-8029
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