ドクター&ナースのつぶやき
令和3年7月号
コロナ禍における情報共有について
(株)JIN訪問看護ステーション悠
管理者 弘田亜紀子
TEL:0948-26-7511
訪問看護ステーション悠は、平成26年に設立し、今年で8年目になります。現在、看護師7名、リハビリスタッフ7名で、小児、終末期、精神、難病と幅広い分野に携わっております。今回は、ICTを活用した情報共有の実際についてお話させていただきます。
当事業所は、感染予防の観点から直行直帰を継続中です。そのため、密な情報共有を常に意識し徹底していくため、以下のICTを活用しています。
1:医療型クラウドの利用
医療型クラウドを導入し、8年ほど経ちます。利用者ごとにコミュニティがあり、その中で情報共有を行っています。利用者に携わる多職種も参加しているため、タイムリーな情報が発信、受信できています。(例:訪問診療前の状態報告、利用者やその家族の些細な変化の報告、統一した対応が必要な場合の内容の伝達など) コロナウイルス関連についても、在宅医療センターを中心とし、ワクチン接種状況や、コロナ患者の在宅療養を支援する際の注意点等、クラウドを通して情報共有を行っている状況です。
2:オンライン会議ツール、社内SNSの利用
毎朝の朝礼はオンラインで行います。クラウド内に入力している日報を画面共有し、各自が確認しながら参加します。定期的に行うミーティングや利用者カンファレンスもオンラインにて行います。どこからでも参加可能できるため、すぐにカンファレンスが必要なケースにおいては迅速に開催できています。個人情報を取り扱う事になりますので、使用に関しては、セキュリティーの強化を徹底しています。
コロナ禍で、働き方や情報共有のスタイルが変わり、戸惑う事ばかりですが、試行錯誤を繰り返しながらより良い看護を提供できるよう、チームで頑張っていきたいと思います。