挨拶
福岡県医師会 会長 蓮澤 浩明
福岡県医師会は1947(昭和22)年11月の設立から、医学・医療の発展を目指す学術専門団体として、地域医療活動を通じ、県民の健康保持増進を図ることを目的に活動しています。
我が国は世界に類を見ないスピードで少子高齢社会が進み、2025年には団塊の世代が全て後期高齢者となります。いよいよ人生100年時代の到来です。
私たちは、すべての国民が生涯にわたり健康で過ごし、安心、安全な医療・ 介護を受け続けることができるように、持続可能性のある医療提供体制の実現と存続を目指し活動を続けております。しかし、2020年2月に国内で初めて感染が確認された新型コロナウイルスの感染拡大は、医療提供体制に多大な影響を及ぼすとともに地域医療の様々な課題が浮き彫りとなりました。
2024年からは第8次医療計画、そして医師の働き方改革が始まります。どちらも地域医療を担い、支えてきた我々医師会が主体的に進めていくべきものであり、目指すところはこれまでと変わりありません。地域医療構想、医師確保計画、外来医療計画等との整合を図りながら、そして、このコロナ禍で得た多くの課題・教訓を活かし、平時のみならず有事においても機動性のある地域医療提供体制を構築していく所存です。
また、福岡県医師会診療情報ネットワーク「とびうめネット」の拡充、医療情報基盤(福岡県民100年健康ライフ構想)の整備、関係諸団体との連携を中心とした生涯保健事業の体系化についても引き続き力を入れて推進して参ります。
今後とも役職員一同、努力してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。